第29回吸着シンポジウム

「ガス分離技術のサイエンスとテクノロジー〜材料創製からプロセスまで〜」

近年,金属有機構造体(Metal-Organic Framework; MOF)に代表されるように,構造に柔軟性を持つ吸着材の開発が進んでいます。それら新規吸着材料の実用化に向けては,所望の環境下において機能を最大化するような材料の特性制御から,特異な材料特性に立脚した新しい操作論の確立まで,つまり材料創製からプロセス設計までを見据えた一貫した取り組みが求められます。そこで本シンポジウムでは,産・学より第一線でご活躍されている講師をお招きし,現在のガス分離における実用化技術から吸着材の最新の研究例,そして想定される応用展開をご紹介いただきます。その上で,新規吸着材の実用化を実現するために必要な取り組みについて,産学を交えて議論する場を設けます。学生,ポスドクを含む大学,研究機関,企業の研究者,技術者の方のご参加をお待ちしております。

主催:
日本吸着学会

会期:
2019年11月13日(水) (翌日から第33回吸着学会研究発表会が開催されます)

会場:
名古屋大学東山キャンパス 野依記念学術交流館  1階
(〒464-8601 名古屋市千種区不老町)
アクセスは吸着学会研究発表会HPにご案内がありますのでそちらをご参照ください

スケジュール:
13:10    受付開始
13:30-14:00 展望講演
  金沢大学 教授 児玉 昭雄 氏
 「実用技術PJ委員会の紹介と吸着プロセス研究を通して思うこと」
14:00-14:45 講演1
  大陽日酸 飛弾野 龍也 氏
 「ガス分離・精製装置への適用を目指した吸着材,プロセス開発」
14:45-15:20 講演2
  産業技術総合研究所 研究員 山木 雄大 氏
 「オレフィン/パラフィン分離を対象とした蒸留・吸着・膜分離のプロセスの特徴比較」
15:30-16:15 講演3
  東京大学 教授 大宮司 啓文 氏
 「水吸着材料の創製と空調技術への応用」
16:15-16:50 講演4
  東北大学 准教授 西原 洋知 氏
 「応力で変形する柔軟なナノ多孔体を利用した吸脱着制御」
16:55-17:20 話題提供
  京都大学 助教 平出 翔太郎 氏
 「Flexible MOFを活用したCO2吸着分離プロセスの可能性」
17:30-18:00 パネルディスカッション

18:30-20:00 交流会(レストラン花の木)

※講演1の講演者 飛弾野様のお名前をHP,Adsorption Newsでの会告にて誤って表記しておりました。失礼を,謹んでお詫び申し上げるとともに,ここに訂正させていただきます。
(誤)飛騨野 龍也 氏 → (正)飛弾野 龍也 氏

参加費:
学生(吸着学会会員・非会員不問)3,000円
一般(吸着学会員,維持会員企業の方)5,000円
一般(非会員)10,000円

交流会参加費:1,000円
※参加費はシンポジウム当日に受付にてお支払いください

定員:
50名

参加申込:
下記の「参加申し込み」リンクより申し込みを行ってください。
なお,Adsorption Newsの会告をご覧になり,世話人に直接メールでお申し込みをいただいた場合は,改めてのHPからのお申し込みは不要です。

参加申込締切:
2019年10月4日(金) → 2019年10月16日(水) 延長しました
申込期限は過ぎておりますが,もし参加をご希望される場合は,まずは世話人にお問い合わせください。

問い合わせ先:
世話人 渡邉 哲(京都大学) Email: nabe @ cheme.kyoto-u.ac.jp

参加申し込み