第34回吸着シンポジウム

「吸着分離プロセス:基礎から応用まで」

近年,高性能な吸着材の開発が活発に進められていますが,吸着等温線測定だけでは,実際の吸着分離プロセスにおける性能を十分に評価できないケースも多く見られます。特に固定層吸着は,実用的な吸着分離プロセスに不可欠であるにもかかわらず,プロセス設計や運用に関する理論的理解は必ずしも十分に共有されているとは言えません。本シンポジウムでは,吸着分離におけるプロセス設計・運用に焦点を当て,固定層吸着の基礎理論から実際の産業応用事例までを紹介します。産学の第一線で活躍されている講師による講演を通じて,吸着材評価とプロセス設計を結びつける視点を共有し,吸着分離技術の実用化・高度化について議論します。学生,ポスドクを含む大学,研究機関,企業の研究者,技術者の方のご参加をお待ちしております。

主催
日本吸着学会

会期
2026年3月26日(木)

会場
オンライン(Zoom)

スケジュール(予定)

12:50 ZOOMミーティングルーム入室開始
13:15 – 13:20 開会の挨拶 信州大学,運営委員長 飯山 拓 氏
13:20 – 14:40 基礎講習  京都大学 助教  平出 翔太郎 氏
「固定層吸着の基礎」
14:50 – 15:35 講演1   金沢大学 准教授  大坂 侑吾 氏
「低温排熱を駆動源としたTSA空気分離プロセス」
15:35 – 16:20 講演2   大陽日酸株式会社  飛弾野 龍也氏
「吸着技術によるガス分離・精製プロセスと産業応用」
16:30 – 17:15 講演3   JFEエンジニアリング株式会社 奥山 契一氏
「膜と吸着を組み合わせたハイブリッド型CO2分離回収」

参加費
学会員 無料(要申込)
非会員 15,000円
※ 日本吸着学会の年会費は一般5,000円、学生3,000円ですので、この機会にご入会をご検討ください。

定員
200名

参加申込
参加登録は下記の「参加申込」リンクより行ってください。
参加申込(Payvent)
クレジットカードと銀行振込でのお支払いが可能です。参加申込締切までにお支払いを完了してください。

参加申込締切:2026年3月20日(金) 

参加者ポリシー
参加者は、演者の発表内容の取り扱いに関して、研究者倫理を遵守すること。
セミナーには参加登録した本人のみが参加できるものであり、参加に伴い得た情報のSNSへの投稿等により第三者への開示を禁止とする。
参加者は、著作物および知的財産の保護の観点から講演の録画・録音をしてはならない。
本ポリシーに定めた条項への違反、またそれ以外のセミナーへの妨害行為やルール違反があった場合、当学会は参加資格を剥奪、もしくはその他の処置ができるものとする。
参加者は、上記の条件を理解・同意したうえで参加申し込みを行うこと。

問い合わせ先
世話人 渡邉 哲(京都大学) Email: nabe @ cheme.kyoto-u.ac.jp
坂本 英久(大陽日酸株式会社) 重岡 俊裕(マイクロトラック・ベル株式会社)
特定商取引法に基づく表記